季節情報
- 季節の生物Info & 対馬海流の楽しみInfo
年間海水温表
- 季節情報は、ログに基づき紹介しています。その年により観察できる時期、種の変動がありますのでご了承下さい。
- 海水温の上昇が日本海でも現象として現れており、
今後様々な影響が考えられます。
3月
海藻の美しい季節。
緑のグラデーションがみずみずしいホンダワラ、アカモク、ツルアラメなどが生い茂り、キヌバリjuv.、ガジ、ハナジロガジ、オキカズナギ、フサギンポの良い隠れ家となっています。
ホテイウオの産卵、抱卵はこの季節。
オスがメスを噛み産卵を促す姿やオスの温かい抱卵の様子、役目を終え水底に横たわる亡骸はドラマを感じます。
ミズダコが多く注意が必要、腕を広げると2メートル以上という個体も。ヤリイカも産卵のため浅場へ出現します。
春のウミウシが現れはじめます。セトミノウミウシ、エムラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、サクラミノウミウシ、ガーベラミノウミウシ、カスミミノウミウシ等々、まだ和名のついていないミノウミウシも多く、毎年新しい出会いが楽しめます。
| 海水温 | 10℃ くらい |
|---|---|
| スタイル | ドライスーツ(インナー)・フード・ウィンターグローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
4月
海中は、緑のアナアオサ、ボウアオノリ、オオシオグサなどが美しく、そしてアリモウミウシ、トヤマモウミウシ、セトミノウミウシ、エムラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、シロホクヨウウミウシ、スギノハウミウシ、シロスギノハウミウシ、ハゴロモウミウシ、イバラウミウシの仲間などが産卵のため浅場に集まっております。
お腹を膨らませたエゾクサウオが産卵のため浅瀬に現れ、ペアで仲良くツーショット、微笑ましい光景も。ダンゴウオjuv.、ホテイウオjuv.が多くなる時期で、産まれたばかりのダンゴウオに見られる頭の「天使の輪」や目元の「天使の涙」は、寒さを忘れるほど胸が熱くなります。
ミズダコ、コウイカの仲間、ヤリイカの卵塊、モエビの仲間、ヨツハモガニ、サナダミズヒキガニ、ワレカラなどが見られ、太平洋側と違う季節感が感じられます。
サンゴの仲間も昼間からポリプ全開で美しさを競っています。 ウスマメホネナシサンゴ、ムツサンゴ、キサンゴ、オノミチキサンゴ、ウミイチゴの仲間などが見られます。デジカメ撮影も一層楽しめます。
| 海水温 | 11℃ くらい |
|---|---|
| スタイル | ドライスーツ(インナー)・フード・ウィンターグローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
5月
カジカの仲間が多い季節、イトヒキカジカ、イダテンカジカ、アイカジカ、フタスジカジカ、ベロ、キヌカジカ、アナハゼ、アサヒアナハゼ、アヤアナハゼ、オビアナハゼ、スイ、ヒメスイなどが見られそれぞれいい顔の魚たち、色彩も素晴らしい。
ヒメギンポ、ヘビギンポの産卵行動はこの季節。 ヒメギンポ♂の顔に出ている婚姻色が、歌舞伎役者の隈取りを連想させ迫力満点です。 キツネメバルは卵胎生ですが佐渡島では4月から5月にかけて幼魚が生まれており、綺麗な白黒模様の幼魚は素晴らしく綺麗です。 リュウグウハゼjuv.、ニシキハゼjuv.たちもこの季節に見られる。
アカキセワタ、ブドウガイ、ナツメガイ、ガーベラミノウミウシ、サガミミノウミウシ、アズキウミウシ、クロミドリガイ、セトミドリガイ、ヒメクロモウミウシ、クロモウミウシ、シロイバラウミウシ、ムツイバラウミウシ、エダウミウシ、ヒカリウミウシ、コヅチミノウミウシ、カスミハラクサウミウシ、フリトゲアメフラなどその他多くのウミウシが見られファンに一番うれしい時期。海藻や岩肌、時にはフクロノリの中に産卵しています。
| 海水温 | 13℃ 前後 |
|---|---|
| スタイル | ドライスーツ(インナー)・フード・ウィンターグローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
6月
弁慶の(コブダイ)産卵行動が始まります。
赤岩のボス弁慶以外に他のオスが産卵の機会を伺い、5匹程が入れ替わり立ち替わり集まり、弁慶と縄張り、ボス争いの激しい行動が繰り広げられます。まだまだ弁慶は、怪我をしながらも健在。
集まってくるメスの個体数は年により数が違いますが大体20匹、個体識別できているメスが数匹おり、大きなメスはそのうちオスになり弁慶とボス争いをするのかなと思うと観察に力が入ります。地球環境の変化に伴う海水温上昇はコブダイの生態にも影響があり、産卵時期が早くなってきています。
ナベカの産卵行動はこの季節、オスは婚姻色になり、顔をギラリと黒く鈍く輝かせ、普段見られる愛嬌たっぷりの姿とは大違いです。又、オオヘビガイの殻を覗くとオスが抱卵しており、中にはぎっしりつまった綺麗な卵をみることができます。 チャガラの産卵もこの時期で気に入った巣穴の近くを仲良くホバリングしたり、巣穴から顔を出したりしています。ハッチアウトも期待できます。
クダヤガラjuv.の群れが目立ってくるようにもなり、ホンダワラを隠れ場にしています。魚種が一気に多くなり、スズメダイ、メバルjuv.、キツネメバルjuv.、メジナ、ホンベラ、キュウセン、ホシノハゼ、サビハゼ、ニシキハゼなど海中がにぎやかになってきます。
ワカメがまだ青く姿を保っておりエビ、カニ、クサウオ仲間の生息場所になっています。ビクニンjuv.仲間、クサウオjuv.仲間は赤色、白色、黒色、縞模様に斑模様と個体変異が多く面白い、マクロ派には絶好の被写体です。 ワレカラの生態も面白く体に幼体を無数につけた個体を多く目にします。
アカクラゲ、ミズクラゲ、オワンクラゲ、オキクラゲ、ハナガサクラゲ、カミクラゲ、ウリクラゲ、アカクラゲ、サルパなどが多く見られる季節、水中を漂うシーンは幻想的な気分が味わえます。 図鑑に載っていないクラゲの仲間も多く目にします。 2008年には水中辺り一面ミズクラゲ、パラオのジェリーフィッシュレイクを連想させる出来事もありました。
サガミイロウミウシ、マンリョウウミウシ、ツガルウミウシ、ヒカリウミウシ、ネコジタウミウシ、ムツイバラウミウシ、エダウミウシ、ヒメエダウミウシ、キヌバダウミウシ、ニシキウミウシ、クリヤイロウミウシ、ツメウミウシなど一番ウミウシが多い季節。 ドライスーツシーズンですがウミウシファンには最高に嬉しい時、是非楽しんでほしいと思っています。
| 海水温 | 16℃ 〜 19℃ |
|---|---|
| スタイル | ドライスーツ・フード・ウィンターグローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
7月
弁慶の産卵行動は、上旬まで見ることが出来ると思いますが、海水温の上昇により時期のズレが考えられますので、観察したい方は佐渡ダイビングセンターへお問合せください。
チャガラjuv.が一気に出現、稲鯨オキノエグリでは瀬が黄色に見える程大きな群れを作り、素晴らしい光景が広がっています。チャガラjuv. を捕食しようとキジハタ、カジカ、ヒラメ、オニオコゼまでが集まりいそがしくしています。
スズメダイの産卵行動はこの季節から始まり9月上旬まで続きます。ポイントによってはフィンをつく場所が無いくらい広範囲に産卵しています。オスが産卵床をきれいに掃除し、メスに産卵を促す様子も観察できます。オスは他の魚が狙っている卵を必死に守っておりハッチアウトまで続きます。
アミメハギの産卵、抱卵やホンベラの集団産卵もこの時期から始まります。
キイロウミコチョウが多く、泳ぐ姿も観察できます。
オトメミドリガイ、ヒラミルミドリガイ、ヒロウミウシ、ゴマフビロードウミウシ、ネズミウミウシ、スミゾメウミウシ、コヤナギウミウシ、タマガワコヤナギウミウシ、ヨツスジミノウミウシ、コモンウミウシ、オトメウミウシなどが見られます。産卵行動を観察できる種も多い時期。
| 海水温 | 20℃ 〜 23℃ (水温の感じ方に個人差がありますので自己判断して下さい。) |
|---|---|
| スタイル | ウェットスーツ・インナー・グローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
8月
透明度も高く、水温も高くなりベストコンディションの季節です。
コブダイも産卵行動が終わりのんびり過ごしておりダイバーに愛嬌を振りまいています。時にセカンドボスのゴルビーとボス争いをしながら老成魚の威厳を見せる様子やクリーニングステーションへ行き、体に付いた寄生虫を食べてもらう様子が観察できます。佐渡ではヒメギンポ、メバルjuv.、キュウセンがクリーナーとなり寄生虫を食べています。撮影には、一番良い時期です。
ブリの回遊もこの季節から頻繁に目にするようになり、大群はやはり迫力、感動の光景です。海域により多少違いがありますがアカオビコテグリ、ジョーフィッシュ、ヤマドリをこの時期から目にするようになります。水深が25mと深場でしか見ておらず、限定されたスタイルでのダイビングになります。ヤマドリも佐渡では深場でしか見たことがありません。
ワイド撮影がうれしい時期。
チャガラの群れ、スズメダイの群れ、そして気持ちよい青の世界が広がっています。まだ藻場も残っておりスイ、ヒメスイ、クダヤガラ、オニオコゼ(体色が黄、赤も見られる)個性的な魚たちの隠れ場となっている。
マダコの産卵行動もピークを迎え、オスが交接腕を延ばしメスと交接する様子を見ることがあります。穴に産卵を終えたメスは卵塊をハッチアウトまで守りますが、その間餌を取ることが出来ず卵塊を守りながら徐々に痩せていきます。卵塊のステージを観察することも興味深い。マダコの卵塊は古くから「海藤花」と呼ばれ、お洒落な名前がついています。
ボウズコウイカ、スジコウイカ、コウイカ、ミミイカ、ダンゴイカ、ヒメイカなど小型のイカも見られ、サービス前ビーチではボウズイカを目撃、ミミイカに似ていますが体の大きさがおよそ10cmと大きい。普段は水深300mの水深に生息しているのですが水深5mに出現。
海には不思議なドラマが待ち受けています。
シラヒメウミウシ、シラユキモドキ、コモンウミウシ、ウスイロウミウシ、フジイロウミウシ、サガミイロウミウシ、リュウモンイロウミウシ、シロウミウシ、アオウミウシ、サラサウミウシなどイロウミウシの仲間が多く見られる。 個体数は少ないですがタマミルウミウシ、ミドリアマモウミウシ、ツマグロモウミウシ、ユメウミウシ、ツメウミウシ、イボヤギミノウミウシに出会えることも。
| 海水温 | 24℃ 〜 27℃前後 |
|---|---|
| スタイル | ウェットスーツ・グローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
9月
対馬海流を強く感じる季節の到来。
水面下は、キビナゴ、シイラ、サヨリが泳ぎ、水中はブリの回遊、時にはクロマグロの回遊にも遭遇エキサイティングなシーンを楽しめます。
漂着魚は、ゴンズイ、キハッソク、フタスジイシモチ、ネンブツダイ、メイチダイ、ゲンロクダイ、オヤビッチャ、イトベラ、カミナリベラ、オグロベラ、ツバメウオ、アイゴ、ミナミハコフグ、ハコフグなどなどが海流に乗り旅してきます。
コブダイの幼魚の季節。
6月7月に生まれた個体が(1cm〜3cm)多くなります。幼魚はどの種も可愛いものですが、コブダイの幼魚も色鮮やかで可愛さ満点です。是非一度、将来弁慶になるかもしれない幼魚を見てください。
アナハゼ、スイの産卵行動の季節、お腹から生殖器を出したオスがメスに行動を促しています。お腹の大きなイソカサゴが岩の間に潜んでおり、佐渡島ではこの季節から繁殖行動が行われます。
アヤアナハゼ、キヌカジカ、オニカジカ、フタスジカジカなども見られます。
ムツイバラウミウシ、シロイバラウミウシ、アカボシウミウシ、チシオウミウシ、ニシキウミウシ、コモンウミウシ、ミヤコウミウシ、リュウモンイロウミウシ、クリヤイロウミウシ、ジョオウミノウミウシ、イナバミノウミウシ、イボヤギミノウミウシなどウミウシも楽しめます。
| 海水温 | 27℃前後 |
|---|---|
| スタイル | ウェットスーツ・グローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
10月
エチゼンクラゲが漂着する季節です。
大きさには圧倒されますが、美しくゆったり泳ぐ姿はクラゲの王様といった感じがします。触手は延びると10m位になりそうです。また、アジやイボダイ、エビの仲間が共生している生態も見られ興味深い。しっかり写真に撮りたくなるシーンです。ヨウジウオやハナタツ、タツノオトシゴ、ウミシダヤドリエビ、ザラカイメンカクレエビを探す楽しみも。
アオリイカの回遊も始まり、美しく編隊を組んで泳ぐ群れは優雅さを感じます。
なかなか近づけなく、くやしい思いをさせられます。ただし、捕食に成功した時は、10cmまで近づいても逃げないので、食べる様子が観察でき、撮影に絶好の時となります。ミミイカ、ヒメイカ、スジコウイカなども見られます。
漂着魚は、9月より種がさらに多くなり海流の強さを実感します。
コンゴウフグ、イボダイ、ホンソメワケベラ、イトベラ、スジベラ、イトヒキベラ、ナガサキスズメダイ、ソラスズメダイ、ルリスズメダイ、カゴカキダイ、キンチャクダイ、ハタタテダイ、キンセンイシモチ、ミノカサゴ、ゴンズイなども漂着し佐渡島の海もにぎやかになります。
クロシタナシウミウシ、ユビウミウシ、ツガルウミウシ、キヌハダウミウシ、サラサウミウシ、ジボガウミウシ、サガミイロウミウシ、ツクモミノウミウシ、メリベウミウシなどを見られます。
| 海水温 | 上旬 24℃ くらい 下旬 22℃ くらい |
|---|---|
| スタイル | 上旬 ウェットスーツ・グローブ 下旬 ドライスーツ・グローブ |
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
11月
徐々に水温が下がりますが、浮遊物が少なく透明度抜群。
日本海の青が爽快。ホンダワラ、アカモク、ツルアラメなどの海藻が元気に成長し始め、アシナガモエビモドキ、コシマガリモエビ、クサイロモエビ、イソスジエビなどの絶好の隠れ家となります。
低水温に伴い漂着魚は活動を鈍らせ、少しずつ数を減らしていきますが、近年、海水温上昇の影響か、数の減り方が緩やかでフエダイ、アイゴ、ソラスズメダイ、ネンブツダイなどは、ある程度成長した大きな個体を目にします。しかし、佐渡の海は水温10℃まで下がるので越冬するのは難しいようです。
成熟したアイナメが産卵のため浅場へ姿を現し、産卵行動が始まります。産卵期のオスは橙黄色となり、複数のメスに卵を産ませ孵化まで守るため、かなり近くまで寄ることができます。又、メスによって卵塊の色が異なり面白い。 クジメの産卵も行われ、産みたての卵塊は美しく、まさに命の宝石といった感じです。
クロシタナシウミウシ、ジボガウミウシ、ホウズキフシエラガイ、メリベウミウシ、サラサウミウシ、アズキウミウシ、コノハミドリガイ、セトミドリガイ、クロミドリガイなどゴクラクミドリガイの仲間が岩礁域の浅所で、イナバミノウミウシ、ジョオウミノウミウシ、不明種のホリミノウミウシが海藻に多く見られます。
| 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |


































































































































































